先日、バルセロナとパリに行ってきました。
久しぶりのヨーロッパ旅行です。
バルセロナ、パリといえばスリが多くて有名。
イギリスに住んでいたことはあるのですが、しばらく日本から出ないと犯罪に対する心構えがいつの間にか鈍化してぼんやりしてしまっています。
これは気を引き締めていかないと! 旅行の前段階からスリ対策を練りいろいろと準備して行きました。
今回パリでは着いて早々にロマ族の12歳くらいの子供から囲まれてiPhoneをひったくられそうになりましたが、事前の防犯対策のおかげでひったくり未遂に終わりました。ホント危ない危ない。
特にオペラ地区付近ではロマ族の子供たちが日本人・中国人・韓国人の旅行者を狙ってスリをしているようで、被害も多く出ている様子。地下鉄は特にスリが多いです。それから美術館も油断できません。アジア人旅行者は現金を多くもっていると思われていることから狙われているようです。
わたしの場合はラファイエットの前で12歳くらいの子供たち5-6人が「署名お願いしまーす」とにこやかに近づいてきて、署名のボードでわたしの手元を覆い隠しながらiPhoneをひったくられそうになりました。
スリには気をつけてたけどいきなりひったくりなんてビックリ! わたしは小柄なので簡単に奪い取れると思われてしまったようですね…。iPhoneはストラップをつけてしっかり握りしめていたし、ひったくろうとされた瞬間に通りすがりのおじさまが「コラー!!」って怒って助けてくれたので、子供たちはキャッキャと笑いながら走って逃げて行きました。
ロマ族の子供は盗みを悪いことだと思っていないので、全く悪びれなくて困ります。狙われる側からしてみれば未遂だったとしても気持ちのいいものではないですよね。どんよりした気分になってしまいます。盗まれていたとしたらきっと最悪の気分でしょう。
パリ旅行ガイドブックやサイトにも書いてありますが、ロマ族の子供たちが寄ってきたら大声で
「ノン!!!」
と叫ぶこと。ひったくり未遂事件の後も何度も寄ってこられましたがその度に「ノン!!!」と叫ぶとこちらにはやって来ませんでした。パリ以外でも、スペインやイタリアでも署名ボードを持った人たちは見かけました。
ロマ族の問題は根深いのでここでは触れませんが、もし気になる方がいたら調べてみるとよいかと思います。わたしはひったくり未遂の夜にどうしてあの子たちが学校に行かず盗みを働いて暮らしているのか気になって調べました。バックに元締めの大人がいて、犯罪の処罰の軽い子供達に盗みをさせているのだそうです。
わたしもなけなしのお金をはたいて旅行に行く訳なので、自分の持ち物は自分でしっかり守らないといけません。ずっと楽しみにしていた旅行中に嫌な目にあった上に警察の届出に時間を取られるなんて避けたいことです。できる限りの自衛を講じてみようと思います。
海外では日本人が犯罪に遇いやすいのですが、それをなんとか少しでも食い止めたい!!
という気持ちで、旅行で盗難被害に遭わない対策や持ち物など、わたしなりの工夫を書いてみました。
不運にもiPhone盗難に遭ってしまった場合はこちらの記事を読んで緊急対応してください
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