バルセロナ、パリ #2 スリ対策-ガジェットは多く持つべからず

iPhone iPad mac

「iPadだと持ち歩くには大きすぎるよね。iPad mini買っちゃおっかな~。

デジタル一眼も持って行きたいけど重いかな~」

などと浮かれていた2月、
バルセロナで開催されていたMWC2013の合間に林信行さんがiPhoneを盗まれるという事態をtwitterでリアルタイムに目にしました。

林信行さんのiPhoneスリの記事(英語)

旅慣れた林信行さんでさえもスリに遭うのです。バルセロナ怖い…
MWC2013 Barcelonaでは他にも多くの盗難事件が起きたようです。バルセロナ怖い…

久しぶりの海外一人旅、これは気を引き締めて用心しないと!
ということで7つの徹底的なスリ対策をしました。

これを心がけるだけで、スリなんていつでもこいっ!という自信に満ちあふれます。(でも実際ひったくりと対決するとびびりますが…)
この対策のおかげでパリでひったくりに遭っても未遂でした。どうぞ参考にしてみてください。

パリのひったくり未遂事件はこちらの記事に詳しく書いています。

バルセロナ、パリ #1 スリには気をつけよう
バルセロナとパリは特にスリの多い都市です。日本人の被害が続出しているので気をつけましょう。海外旅行のスリ対策、防犯対策について具体的に説明します。

ガジェットは多く持つべからず

スマートフォンやカメラなどのガジェットを持てば持つほど注意が分散して全てに目が行き届かなくなります。

服に飲み物やケチャップをわざとこぼしてそちらに注意を引きつけた隙にスマートフォンやカメラをスるというやり方が横行しています。ガジェットが多ければ多いほど注意が分散して被害に遭う確率が高くなります。ガジェットは1つだけにして常にしっかり身につけておくこと

スマートフォンにはストラップをつけよう

iPhoneにストラップをつけていたことでパリのひったくりを回避できました。常にストラップに手を通した状態でしっかり本体を持つ。これで被害を防ぐことができます。

iPhoneそのままではストラップがつきません。ストラップ用の穴のついたケースをつけてトラップをつけます。お気に入りのiPhoneケースにしている人も海外旅行の間だけはストラップをつけられるケースに変えることをおすすめします。

またカフェでスマートフォンをテーブルに置くと、スリの被害に遭いやすいです。道を尋ねるふりをしてテーブルの上に地図を広げてその下でスマートフォンを盗む事件が多発しています。カフェやレストランで食事中はスマートフォンはテーブルに置かずにバッグに入れておきます。バッグは背もたれとの間に置かずに膝の上に置きます。

ストラップが付けられるおすすめのiPhoneケース

ストラップホール付きの強化ガラスケースもおすすめ

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バッグにはナンバーキー付き南京錠をつけよう

バッグのお財布を入れている場所のファスナーにナンバーキー付き南京錠をつけています。これは以前から海外に滞在するときにはやっていることなのですが、スリ対策にかなり効果あります。
ロンドンの地下鉄で気づかないうちにバッグの外側のファースナー(ハンカチしか入れてなかった)が開けられていたことがありましたがお財布が入っている方は南京錠で無事でした。ダブリンのカフェで後ろに座っていた2人組にバッグを手探りでゴソゴソやられていたときも、南京錠に苦戦して時間がかかったらしく開けられる前に気づいて無事でした。台湾人の友人は「台湾ではナイフでバッグを切られちゃうから意味ないよ」と言ってたので万能ではないようですが、そこまで凶悪でない場合は効果あるのでおすすめします。

美術館(特にパリ)はスリが多い場所。美術品に目を奪われて貴重品への注意が欠けがちです。南京錠をつけていれば安心して美術鑑賞できるので本当におすすめです。

小さな南京錠をつけるだけでも効果あり。

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また、冬はコートのポケットに貴重品を入れないようにします。コートにお財布を入れたままクロークに預けたり椅子の背にかけておいてスられることも多いです。お財布は常に身につけておきます。

パスポートはホテルに置いておく

パスポートは基本的にはホテルのセキュリティボックスに入れておきます。特に必要のない限り持ち歩きません。ただし街のタックスフリー加盟店で免税品を購入し免税書類を発行してもらう場合にはパスポートが必要になります。国によってはパスポート番号がわかればよい場合もあり、その際はパスポートのコピーで大丈夫です。免税品は1日にまとめて購入しそのときだけパスポートを持っていくのがおすすめ。

クレジットカードを使用する際にパスポートの提示を要求されることがありますが、パスポートのコピーで大丈夫です。コピーをお財布に入れて持ち歩きます。
万一お財布が盗難にあった場合に備えて、パスポートと一緒にクレジットカード1枚とユーロ現金少々もセキュリティボックスに入れておきます。

街歩きでパスポートが必要になる場合はほとんどありませんが、現地でプリペイドSIMを購入する際にパスポートの提示を求められました。こちらの記事を参考にどうぞ。

海外でiPhoneを使う #4 現地のプリペイドSIM
現地のプリペイドSIMの買い方と設定方法を解説します。

ホテルにセキュリティボックスのない場合は、スーツケースに入れ施錠をしておきます。それでも不安な場合は自転車用のワイヤーキーで部屋のしっかりした部分にスーツケースを繋いでおきます。持ち歩くよりも安全です。自転車用のワイヤーキーは列車移動のときにもスーツケースを繋いでおくのにつかいます。

ワイヤーキーでスーツケースをしっかりガード。列車移動のときにも使います。

お財布を通行人の多い場所で出さない

地下鉄の券売機付近などもスリや詐欺は多いです。出かける前にチケット代のコインだけポケットに入れておきます。滞在日数が多いときは初日に何日か使えるパスを購入してお財布と別にして持ちます。券売機の前で「買い方わかる?」なんて声をかけてくる人は詐欺の可能性が高いです。気をつけましょう。

カードのキャッシングも路上の機械は避け、銀行建物内のキャッシュコーナーを利用します。銀行は開いている時間が短いので調べておきます。路上の24時間利用のキャッシュディスペンサーは大変便利ですが詐欺やスリに狙われることが多いのでできるかぎりリスクは避けます。

地下鉄では出入り口付近に立たない

出入り口付近がスリに一番狙われやすいです。盗んでそのまま飛び降りて逃げることができるからです。座席が空いていたら座るようにします。座ってもスマートフォンや観光ガイド本に集中せず常に周りの様子を注意します。
また混雑している車両も人気のない車両も避け、ほどほどに人が乗っている車両を選んで乗ります。
混んでいないのに体を寄せてくる人は間違いなくスリです。露出多めの若い女性がくっついてくるのはスリなので男性は気をつけて下さい。

バスでは運転手の近くに座ろう

慣れない場所ではバスはルートがわかりにくく取っ付きにくいのですが、利用してみると地下鉄よりも安全で快適です。バスでは後方の席よりも運転手に近い方が安全です。
また空港から市街地への移動も地下鉄や鉄道よりも直行バスの方がスリが少なく安全です。
もちろんスリがいないというわけではないので、バスの中でも周囲に注意して貴重品には気をつけます。

これだけ心がけて準備しておけば安心できると思います。

もちろん遅い時間に治安の悪い地域に行かない、知らない人に付いて行かないなどは自分の身を守るには当然のことです。
男性でも油断せずに気をつけて、旅を楽しんでください!

スリの多い地域に行くときはセキュリティポーチがあると安心です

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海外でiPhoneを盗難されたときの対処はこちらの記事を参考にどうぞ

海外でiPhoneを盗難されたときにするべき3つのこと
旅先で盗難に遭わないように気をつけるのがいちばん重要。だけど運悪く海外でiPhoneを盗難されてしまったときの対処方法です。渡航前に一読してもしものときに備えましょう。

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バルセロナ、パリ #3 持ち物リスト(機内手荷物編)
海外旅行の持ち物リストの機内手荷物編です。これさえチェックしておけば忘れ物なしです。

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バルセロナ、パリ #4 持ち物リスト(スーツケース編)
海外旅行の持ち物リストのスーツケース編です。身軽に、でも必要なものは確実に持って行きたいですね。

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海外旅行のお役立ち記事 目次
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