ヴェネツィアのリアルト界隈の裏路地にあるOsteria(食堂)、 Al Diavolo E L’acquasanta で郷土料理。ヴェネツィアといえば新鮮な海の幸をふんだんに使った料理、特にイカ墨のパスタは有名です。
リアルト橋の西側、運河沿いにはレストランが立ち並んでいます。魚市場もあるせいかリアルト界隈一帯がレストラン街です。
運河沿いから路地へ入ります。Al Diavolo E L’acquasantaは路地裏の食堂といった感じでしょうか。「Al Diavolo E L’acquasanta(悪魔と聖水)」は「Calle di Madonna(マドンナの小道)」と呼ばれる路地にあります。いかにもイタリアっぽい名前です。
ヴェネツィアには「バーカロ」と呼ばれる立ち飲み屋がたくさんあって、美味しいワインを手頃な価格で飲むことができます。酒呑みにとっては「バーカロ」めぐりが楽しめる天国のような場所です。しかし、ほぼ下戸のわたしにはあまり恩恵がありません…。
Al Diavolo E L’acquasanta はバーカロ(立ち飲み)とオステリア(食堂)を併設していて、どちらのスタイルでもOKです。バーカロの方が安くてオステリアのテーブル席の方が高いです。メニューも違います。ちょっと一杯飲みたいならバーカロを、ゆっくり落ち着いて食事をとりたいならオステリアを選びます。
人気店というのでオープン直後の18時に到着。すでに何人かお客さんがいました。
お店に入って正面がバーカロのカウンター。バーカロスタイルでいただく場合にはこちらで注文して立ち飲みします。「チケッティ」と呼ばれるおつまみも豊富にあります。
入って左がオステリアのテーブル席です。オーナーのお父さんがゴンドラ乗りだそうで、壁にはお父さんやゴンドラ乗りの友人達の写真が飾られています。
お店の方は観光客に慣れている様子でさすがは観光地といった感じです。オステリアのテーブル席はほぼ観光客、バーカロはほぼ地元の常連客でした。
歩き疲れていたのでテーブル席へ。日本語メニューがあるというので出してもらいました。実は食べたい料理をイタリア語でメモしてきたんだけど、ま、いっか。
オステリア(食堂)といえどもお値段は安くはありません。ヴェネツィアの物価は高いのです。観光地価格です。自家製前菜 20ユーロ と イカ墨のスパゲティ 14ユーロ にしました。あと炭酸水。
紙のテーブルマットはなぜかコミック調。たぶんお店の宣伝だけど読めません…。辞書でも引いて解読してみるかなーと思っていたら、前菜が来ました。早い。
前菜盛り合わせ。ボリューミーです。これは複数人でシェアするべき料理です。でも食べたかったの全部入りで嬉しい!
お皿の左からタコとセロリのマリネ、干しだらのパテ、イワシの南蛮漬け、手前の白いブツ切りはマテ貝の白ワイン蒸しです。
前菜の中でも特にマテ貝が好みでした。見た目が少々グロテスクなせいで普段あまり口にしなかったのだけど、これは美味しい!自分でもつくりたい!
ヴェネツィア名物イカ墨のスパゲティ。黒くなっててわかりづらいけどイカの身も入っています。イカ墨独特の甘さのあるソース。
写真では黒い物体に見えてしまいます。美味しそうに見えないけど美味しいんだよ!イカ墨のスパゲティを美味しそうに撮るのって至難の技。
前菜完食してお腹いっぱいです。セコンド(2品目・メインディッシュ)取らなくてよかった…。
町の食堂なのにサービス料12%とられるからお酒も飲んでないのにお勘定が50ユーロ近いです。ヴェネツィアお高い…。
バーカロでワイン1杯 + おつまみ2品 で5ユーロ程度なので、次に来るならバーカロにしたいと思います。
デザートは取らずに帰り道でジェラート買って歩きながら食べました。
名称 | Al Diavolo E L'acquasanta |
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所在地 | San Polo 561b, Venice, Italy |
WEB | Trip Advisor Al Diavolo E L'acquasanta |
TEL | +39 041 277 0307 |
営業時間 | 10:00~15:00 18:00~23:15 定休日:月曜夜、火曜全日 |
アクセス | 「リアルト橋」より徒歩3分 |
駐車場 | なし |
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