京都の庭 修学院離宮

architecture

usEnglish Page Available→Gardens in Kyoto – Shugakuin Imperial Villa (Shugakuin Rikyu)

2013年の11月初めに京都の修学院離宮に行ったときの写真です。

修学院離宮は17世紀中頃(1653年(承応2年)-1655年(承応4年))に後水尾上皇の指示で造営された離宮です。
約54万5千㎡の広大な敷地に上離宮・中離宮・下離宮の3つの離宮が点在していて、3つを廻るコースの所要時間は1時間20分ほど。宮内庁の担当の方が20名ほどの参観者を先導して案内してくれます。

中離宮、中御茶屋の書院造の客殿。1677年に造営された東福門院の女院御所の奥対面所を移築したものだそうです。
奥に見える「霞棚」は天下三棚の一つと言われる名棚で、その名の如く霞がたなびくように軽やかな5枚の棚板が絶妙なバランスで配置された美しいデザインです。
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上離宮の離宮内の最高所に建つ隣雲亭まで急で狭い石段を上って行きます。道中は高い生垣に挟まれて周囲は見えません。
丘の上の隣雲亭に辿り着くと突然目の前が開け浴龍池を中心とした広大な庭園が広がります。あっと驚かされる演出です。
遠方の山々を借景としたスケールの大きな庭園ですが植栽の配置も隅々まで計算されていて見事としか言いようがありません。11月の上旬は少し紅葉し始めていますね。
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浴龍池は谷川を堰き止めて造った人口の池というから驚きです。池の周りを周遊して楽しむことができます。後水尾上皇は優雅に船遊びをされていたのでしょうか。
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浴龍池に浮かぶ島には窮邃亭が建てられています。装飾の少ない簡素な造りですが、周囲を障子とした眺めの良い御茶屋です。秋の夕刻に西日が射す様も風情があります。
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17世紀の王朝文化の極み。まことに雅でありますね。何度でも訪れたい日本最高峰の庭園です。
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(写真の無断転載はお断りしております)

名称修学院離宮(しゅうがくいんりきゅう)
所在地京都府 京都市 左京区 修学院藪添
WEB宮内庁・修学院離宮
TEL075-211-1215
拝観時間9:00〜17:00
拝観料無料
ただし事前に宮内庁への申込が必要
アクセス叡山電鉄 修学院駅下車 徒歩20分
京都市バス 修学院離宮道下車 徒歩15分
駐車場駐車場なし

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